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<経済指標コメント>米5月CPIは前年比+2.1%

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[米国]

鉱工業生産指数(5月)は前月比+0.6%、設備稼働率は79.1%(前月比+0.2%)
5月の鉱工業生産指数は前月比+0.6%と、4月の同-0.3%低下をとりもどす反発。4月分も速報の前月比-0.6%から上方改訂された。4月の鉱工業生産の落ち込みは一時的なものだったといえる。5月生産指数の内訳は、製造業が同+0.6%、鉱業同+1.3%、公益事業同-0.8%。設備稼働率は79.1%とこれも前月の低下から反発した。設備稼働率は1972-2013年平均の80.1%にはまだ回復していないもののあと1%にまで迫っている。
20140622図1

住宅着工件数(5月)は年率1001千件(前月比-6.5%)、着工許可件数は同991千件(同-6.4%)
5月の住宅着工件数は年率1,001千件(前月比-6.5%)と4ヶ月ぶりの減少。しかし2ヶ月連続で1000千件を上回っており、4-6月期の着工件数は前期比で+12.0%の大幅増加となるペース。GDP統計上の住宅投資は3四半期ぶりのプラス成長になると予想する。先行指標となる住宅着工許可件数は年率991千件(同-6.4%)と2ヶ月ぶりに減少。着工許可件数も4-6月期は前期比+4.2%の増加になるペースである。ただし5月の許可件数の前年比の伸びは-1.9%と4ヶ月ぶりにマイナスに転じていて、住宅着工の増加ペースが今後やや減速することを示唆している。5月22日付<経済レポート>で見たように、住宅市場の減速には、タイトな住宅ローン条件という要因と、建設業界の供給力不足という要因があると考えられる。しかし総じて現在の指標は、住宅市場は安定的な持続的拡大が可能との筆者の見方を支持している。
20140622図2

消費者物価指数(5月)は前月比+0.4%(前年比+2.1%)、同コア指数は前月比+0.3%(同+2.0%)
5月の消費者物価指数は前月比+0.4%と強めの伸び、前年比では+2.1%と2ヶ月連続で2%台の上昇となった。食品・エネルギーを除くコア指数は前月比+0.3%、前年比では+2.0%と2013年2月以来15ヶ月ぶりの2%台の伸びに回帰した。6ヶ月前対比の年率の伸び率は総合指数が+4.2%、コア指数が+2.4%であり、短期的にはCPIインフレ率が2%を上回るペースであることを表している。前月比の伸びの内訳は、食品+0.5%、エネルギー+0.9%、新車+0.2%、衣服+0.3%、住居家賃+0.3%、運輸サービス+1.0%、医療サービス+0.3%と、引き続きエネルギー及びエネルギー価格の影響を受けやすい運輸サービスが物価を押し上げている。6月には中東問題で原油価格が上昇していることから、今後もエネルギー中心の物価上昇が続くと見る。ただし、経済の拡大や労働市場のタイト化による賃金上昇加速の兆しがみられるなど、エネルギー以外の需給要因もインフレ率押し上げ要因になってきており、米国のインフレ圧力は高まりつつある。FRBがインフレ指標とする個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)は4月時点で前年比+1.4%であるが、これも年末にかけて同+1.7%レベルにまで上昇するとの予想を維持する。
20140622図3

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