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<経済指標コメント> 米7月非農業部門雇用者数は前月比+215千人

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[米国]

実質個人消費(6月)は前月比横ばい

6月の実質個人消費は前月比横ばい、内訳は自動車販売の減少を反映した耐久財消費が同-1.1%と大幅減少、非耐久財消費は横ばいにとどまり、サービス消費が同+0.2%(なお、GDP統計の年次改訂に伴い個人消費統計も2012年に遡り改訂されている)。しかしながら4-6月期の実質個人消費は前期比年率+2.9%(前期は同+1.8%)と好調な伸びとの結果になった。年後半も実質個人消費は2%台後半~3%の好調な拡大を続けると見る。個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)は前年比+0.3%と前月の同+0.2%からわずかながら伸び率を高めている。食品及びエネルギーを除くコアPCEデフレーターは同+1.3%と6ヶ月連続伸び率横ばいで、相対的に堅調な伸びとなっている。

201508008図1

ISM製造業指数(7月)は52.7%(前月比-0.8%ポイント)、非製造業指数は60.3%(同+4.3%ポイント)

7月のISM製造業指数は52.7%(前月比-0.8%ポイント)と4ヶ月ぶりの小幅低下。総合DIを構成する5つのDIの内訳は、新規受注56.5%(同+0.5)、生産56.0%(同+2.0)、雇用52.7%(同-2.8)、入荷遅延48.9%(同+0.1)、在庫49.5%(同-3.5)。雇用DIが3ヶ月ぶりの低下を示しているのと在庫DIが在庫調整で低下しているほかは、受注・生産・入荷遅延とも堅調である。非製造業指数は60.3%(同+4.3%ポイント)と2ヶ月連続となるかつ大幅な上昇。DI内訳は事業活動64.9%(同+3.4%)、新規受注63.8%(同+5.5)、雇用59.6%(同+6.9%)、入荷遅延53.0%(同+1.5)とすべてのDIが大幅上昇している。総じて米経済は7-9月期に入っても堅調な拡大を継続するとの見方を支持する内容である。

201508008図2

新車販売台数(7月)は年率17.5百万台(前月比+0.5%)

7月の新車販売台数(乗用車及び軽トラック)は年率17.5百万台(前月比+0.5%)と増加、3ヶ月連続で17百万台の大台を維持し、かつ6月の一時減少をほぼ取り返した。ガソリン価格低下、インフレ率低下、雇用拡大、自動車ローンの拡大により自動車販売は今後も堅調に推移すると見る、ただし年率17百万台半ばの売上は過去のピークにほぼ近く、売上増加ペースは今後落ち着いたものになりそうだ。

201508008図3

雇用統計(7月):非農業部門雇用者数は前月比+215千人、失業率は5.3%

7月の雇用統計、事業所調査による非農業部門雇用者数は前月比+215千人と前月の同+231千人からやや減速したものの3ヶ月連続で200千人を超える堅調な増加ペースを維持した。3ヶ月移動平均も+235千人と2ヶ月連続で上昇。業種別の雇用者数は、建設同+6千人、製造業同+15千人、小売同+35.9千人、専門ビジネスサービス同+40千人、教育・医療同+37千人と押しなべて堅調。特に小売の雇用増が堅調なのは個人消費の持続的増加を示唆している。時間当たり賃金(生産及び非監督労働者)は前年比+1.8%とまだ低い伸び率であるが、雇用者数増加前年比+2.1%を加えれば雇用者の購買力は名目ベースで同+3.9%と高い伸びを維持している。インフレ率低下勘案すれば消費者購買力の伸び率は十分。家計調査による失業率は5.3%(前月比横ばい)と引き続き低位。総じて7月雇用統計は、FRBの9月利上げ開始予想を支持する内容である。

201508008図4

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