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<経済指標コメント> 米12月非農業部門雇用者数は前月比+156千人

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[米国]

ISM製造業指数(12月)は54.7%(前月比+1.5%ポイント)、非製造業指数は57.2%(同横ばい)

12月のISM製造業指数は54.7%(前月比+1.5%ポイント)と4ヶ月連続の上昇で、2014年12月以来の水準に回復した。総合DIを構成する5つのDIの内訳は、新規受注60.2%(同+7.2%ポイント)、生産60.3%(同+4.3)、雇用53.1%(同+0.8)、入荷遅延52.9%(同-2.8)、在庫47.0%(同-2.0)。新規受注・生産が増加して在庫調整が進行した状況が読み取れる。調査対象先の回答には「受注と出荷は極めて強い(コンピューター及び電気製品)」「来年第1四半期も事業は強くなりそう(金属工業)」など、需要の強さを示すものが多い。非製造業指数は57.2%(前月比横ばい)と高水準を保った。総合DIを構成する4つのDIの内訳は、事業活動61.4%(同-0.3)、新規受注61.6%(同+4.6)、雇用53.8%(同-4.4)、入荷遅延52.0%(同横ばい)と、製造業指数に比べるとまちまちな内容である。総じて企業景況観は回復が明かになってきている。背景には在庫調整の終了による生産再開がある。米大統領選挙後の株価上昇も景況観回復には寄与している可能性がある。

20170108図1

新車販売台数(12月、乗用車及び軽トラック)は年率18.29百万台(前月比+3.1%)

12月の新車販売台数(乗用車及び軽トラック)は年率18.29百万台(前月比+4.9%)と前月比大幅増加、前年比でも+4.9%と6ヶ月ぶりに前年を上回り、単月では2005年7月以来の高水準となった。自動車販売台数は飽和的水準に達していることから減速を予想してきたが、12月単月の急増は上方サプライズといえる。なお、2016年通年の同販売台数は同17.46百万台(前年比+0.4%)とかろうじて前年を上回ったものの、その伸び率は前年の同+5.8%から大きく減速した。

20170108図2

雇用統計(12月):非農業部門雇用者数は前月比+156千人、失業率は4.7%

12月の雇用統計、事業所調査による非農業部門雇用者数は前月比+156千人と、予想比やや弱めだったがまずまずの結果だった。前月分は上方改訂されて同+204千人の強い伸び。同3ヶ月移動平均は同+165千人と前月の同+182千人から下降に転じた。12月の内訳は、製造業同+17千人、専門ビジネスサービス同+15千人、教育・医療同+70千人など。基幹業種である専門ビジネスサービスの増加が同+15千人と小幅にとどまったことが全体の数字を押し下げている。内容的には一時的な減速と考えられ、堅調な雇用市場拡大基調は不変である。もっとも非農業部門雇用者数の前年比の伸び率は+1.5%と2013年4月以来のペースに減速しており、雇用市場が循環的減速局面にあることは間違いなさそうだ。時間当たり賃金(生産及び非監督労働者)は前年比+2.5%と前月の同+2.4%から3ヶ月ぶりに伸びがやや加速した。一方で、週平均労働時間は33.64時間と前月比横ばい、前年比では-0.6%の減少で、労働市場がさほどタイトでない可能性を示唆している。家計調査による失業率は4.7%と前月比+0.1%ポイント上昇。内訳は、労働力人口と就業者数の増加を伴うよい内容である。労働参加率は62.7%と前月比+0.1%ポイント上昇したが、昨年3月の63%をピークにやや頭打ち感がみられる。総じて雇用市場拡大ペースは堅調で、失業率低下に伴う遅効的な賃金上昇圧力もみられ始めている。一方で失業率は自然失業率(米議会予算局推計では4.7%)とほぼ同水準にあり、過熱感はまだ見られないといえる。

20170108図3

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