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<経済指標コメント> 米3月中古住宅販売は前月比+6.1%

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[米国]

中古住宅販売戸数(3月)は年率5190千戸(前月比+6.1%)、在庫期間は4.6ヶ月

3月の中古住宅販売戸数は年率5190千戸(前月比+6.1%)と2ヶ月連続増加かつ大幅な増加となった。販売戸数は2013年9月以来の高水準。3ヶ月移動平均も4967千戸と5ヶ月ぶりに上昇に転じた。中央販売価格は前年比+7.8%と前月の同+7.2%に続き2ヶ月連続の上昇加速。販売在庫は2000千戸(前月比+5.3%)と2ヶ月連続の増加、結果在庫期間は4.6ヶ月と販売増を反映して低水準ながら前月の4.7ヶ月からわずかな短縮にとどまっている。中古住宅販売は昨年10月をピークに減少傾向が続いていたが、3月の販売増で数字の上ではこれを解消している。天候要因等の一時要因が剥落して本格的な販売増に回帰する兆しである。公表元の全米不動産業協会(NAR)はプレスリリースで「年初の静かなスタートの後、販売活動は全国を通じて大きく拡大」「低金利と雇用市場の安定が消費者信頼感を改善させ、ここ何年かの大きな積み上がり需要の一部がいよいよ顕在化している」と述べている。

20150426図1

新築住宅販売戸数(3月)は年率481千戸(前月比-11.4%)、在庫期間は5.3ヶ月

3月の新築住宅販売戸数は年率481千戸(前月比-11.4%)と4ヶ月ぶりとなる大幅減少。もっとも過去数ヶ月の大幅な増加基調からの一時的な反動減と見られ、6ヶ月移動平均は491.8千戸と4ヶ月連続で上昇している。販売在庫は213千戸(同+1.9%)と増加し、在庫期間は5.3ヶ月と前月の4.6ヶ月から長期化した。住宅市場は中古・新築とも一時要因で振れが大きくなっているが、総じてまだ需給がややタイトであり、供給の増加がむしろ販売増加につながる可能性が高い。中期的には住宅販売は個人所得増加と相対的に低い金利水準を背景に堅調に増加基調を維持すると見る。

20150426図2

耐久財受注(3月)は前月比+4.0%、除く運輸関連は同-0.2%、非国防資本財受注(航空機関連を除く)は同-0.5%、同出荷同-0.4%

3月の耐久財受注は前月比+4.0%と強めの伸び。もっとも振れの大きい航空機関連の受注増が主な増加要因で、運輸関連を除くベースでは同-0.2%と減少。民間設備投資の先行指標となる非国防資本財受注(航空機関連を除く)は同-0.5%と実に7ヶ月連続の減少となった。またGDP統計上の民間設備投資(機器投資)の基礎統計となる同出荷は同-0.4%、1-3月期の同出荷は前期比-2.2%のマイナスとなり、1-3月期GDP統計での民間機器投資はマイナス成長となる可能性が高くなった。一方、民間設備投資(構造物投資)の基礎統計となる建設支出(民間非住宅)も2月までで10-12月期を下回る水準となっており、1-3月期GDP統計の民間設備投資は知的財産投資のプラスのみで前期比ほぼ横ばい程度にとどまる可能性がでてきた。1-3月期実質GDP成長率を筆者は前期比年率+1.0%と個人予想しているがこれに対する下方リスクである。企業部門は引き続き指標の軟化が継続しており、西海岸港湾問題など一時要因剥落後も緩やかな拡大に留まると見る。

20150426図3

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