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<経済指標コメント> 米4月非農業部門雇用者数は前月比+223千人

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[米国]

ISM非製造業指数(4月)は57.8%(前月比+1.3%ポイント)

4月のISM非製造業指数は57.8%(前月比+1.3%ポイント)と過去6ヶ月で4回目の上昇。総合DIを構成する4つのDIの内訳は事業活動61.6%(同+4.1)、新規受注59.2%(同+1.4)、雇用56.7%(同+0.1%)、入荷遅延53.5%(同-0.5)。調査対象からのコメントには「消費は改善(小売)」「燃料価格低下が好材料(運輸)」「事業は引き続き強い(卸売)」などポジティブなものが目立つ。一方で「精油関連顧客は原油価格低下で設備投資を縮小中(科学技術サービス)」と原油価格下落の影響も一部に見られる。総じてISM非製造業指数は高水準で推移しており、製造業指数の低迷とは対照的である。製造業指数が西海岸港湾ストの影響や外需の減速の影響を受けているのに対し、非製造業は力強い内需が追い風となっていると憶測できる。

20150509図1

雇用統計(4月):非農業部門雇用者数は前月比+223千人、失業率は5.4%(前月比-0.1%ポイント)

4月分雇用統計、事業所調査による非農業部門雇用者数は前月比+223千人と堅調な伸びで巡航速度の200千人増ペースに回帰した。業種別内訳では、建設業前月比+45千人、小売業同+12.1千人、専門ビジネスサービス同+62千人、教育・医療サービス同+61千人と、景気敏感セクターとディフェンシブセクターのいずれもが増加している。前月3月分は更に下方改訂されて同+85千人となったが、3月の雇用減速の要因の一つは建設業が前月比-9千人の減少だったことで、これは天候等による一時要因と憶測できる。なお建設業は4月に同+45千人に回復した。非農業部門雇用者数の前月比の伸びの3ヶ月移動平均は191千人と4ヶ月ぶりに上昇。同4月単月の前年比の伸び率は+2.2%と巡航速度を保っている。時間当たり賃金(生産及び非監督労働者)の伸び率は前年比+1.9%と依然低位だが、2月のボトム同+1.7%からは底入れの兆しがみられる。雇用者数・時間当たり賃金・週平均労働時間の伸び率を合わせた消費者の購買力は前年比+4.0%となる計算で、総合インフレ率約0%の現在では実質+4%、コアインフレ率1%台半ばを勘案しても2%台半ばの堅調な購買力拡大が続いていることになる。家計調査による失業率は5.4%(同-0.1%ポイント)と、2008年5月以来の低水準に低下した。内訳をみると、労働力人口増加、就業者数増加、失業者数減少を伴うよい失業率低下。労働参加率は62.8%と依然低位乍ら前月比では+0.1%ポイント上昇した。総じて4月の雇用統計は、3月の不振が一時要因であった可能性が高いことを示唆するものであり、米国労働市場は堅調な拡大を継続していると言える。

20150509図2

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