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<経済指標コメント> 米4月小売売上高は前月比横ばい

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[日本]

景気ウォッチャー調査(4月):現状判断DIは53.6(前月比+1.4ポイント)、先行き判断DIは54.2(同+0.8ポイント)

4月の景気ウォッチャー調査、3ヶ月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは53.6(前月比+1.4ポイント)、2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断DIは54.2(同+0.8)と、いずれも5ヶ月連続上昇かつ横ばいをしめす50を3ヶ月連続で上回った。現状判断では家計動向・企業動向関連のDIが前月比上昇した。とくに家計動向関連53.2(同+2.3)、うち小売関連が53.5(同+4.6)と大幅上昇しているのが目立つ。先行き判断では、家計動向・企業動向・雇用同動向いずれも前月比上昇した。街角景気は駆け込み需要前の2013年央の水準に回復しており、景気回復感がようやく街角にも浸透したといえる。特に小売に代表される家計消費の回復は心強い。ただし、昨年10-12月期のGDPのプラス回復に比べて回復は遅い。

20150516図1

[米国]

小売売上高(4月)は前月比横ばい、自動車関連を除く小売売上高は同+0.1%

4月の小売売上高は前月比横ばいとやや弱めの結果となった。新車販売の減少を反映して自動車及び同部品ディーラーが同-0.4%だったのが全体の売上高を押し下げているが、自動車関連を除く売上でも同+0.1%とわずかな増加にとどまった。その他の業種別内訳は、家具店同-0.9%、家電店同-0.4%、ガソリンスタンド同-0.7%、百貨店同-2.2%などで売上が減少。一方薬局同+0.8%、衣服店同+0.2%、スポーツ用品店同+0.8%などで売上増加。下方サプライズはガソリンスタンド売上の減少である。変動の大きい自動車・ガソリンスタンド・レストランを除く小売売上は同+0.1%とわずかな伸びにとどまった。4月の小売売上高は1-3月平均を下回っており、4-6月期GDP統計上の個人消費の下振れリスクが出てきている。もっとも、インフレ率の低下を除いて個人消費が大きく減速する要因は見当たらず、4月の不振は好調だった3月からの反動という一時要因と見たい。今後も個人消費は堅調な拡大を続けるとの見方は維持する。ただし、5月のミシガン大学消費者センチメント指数が88.6ポイント(前月比-7.6%)と昨年10月以来の低水準に急落していることなどはこの見方に対する下方リスク要因であると言わざるを得ない。

20150516図2

企業在庫(3月)は前月比+0.1%、企業売上高は同+0.4%、在庫売上高比率は1.36倍

3月の企業在庫は前月比+0.1%と前月の同+0.2%に引き続き小幅な伸びに留まった。企業売上高は同+0.4%と8ヶ月ぶりの増加。内訳では製造業同+0.5%、小売業同+1.2%、卸売業同-0.2%と、3月の小売売上の急増と整合する内容である。結果在庫売上高比率は1.36倍とこれも8ヶ月ぶりにわずかながら低下した。しかし、企業在庫積み上げペースはまだ低調で、在庫売上高比率の水準もまだ高いことから、企業の在庫循環はまだ調整局面にあるといえる。なお、3月時点の3ヶ月前対比の在庫増加幅は12月時点のそれを下回っている。1-3月期GDP統計(速報)では企業在庫は成長にプラス寄与したが、これは改訂値以降で下方改訂となる可能性があり、1-3月期成長率の下振れ要因である。

20150516図3

鉱工業生産指数(4月)は前月比-0.3%、設備稼働率は78.2%(前月比-0.4%ポイント)

4月の鉱工業生産指数は前月比-0.3%と5ヶ月連続の低下で、鉱工業生産が昨年末をピークに引き続き軟化しているとの結果になった。内訳は製造業同横ばい、鉱業同-0.8%、公益事業同-1.3%と、低下要因は原油価格低下の影響を受ける鉱業と振れの大きい公益事業である。しかし製造業もその生産拡大ペースは一進一退で、前年比の伸び率は+2.3%と、1月の同+4.7%から大幅低下している。自動車(乗用車及び軽トラック)生産台数は年率11.71百万台と2ヶ月連続増加しているのは唯一の朗報である。設備稼働率は78.2%(前月比-0.4%ポイント)とこれも5ヶ月連続の低下。ここでも設備稼働率が大幅に下がっているのは鉱業84.0%(同-0.9%)で、製造業は77.2%(同-0.1%)と小幅な低下にとどまっている。米国企業部門は、1-3月期GDP統計上の設備投資が16四半期ぶりのマイナス成長になるなど減速がみられるが、4月に入っても減速傾向は継続しているといえる。天候要因は西海岸港湾ストなどの一時要因解消後は、企業部門が再び緩やかな拡大に回帰するとの見方は継続するが、これにはやや下方リスクが出てきていると言わざるを得ない。

20150516図4


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