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<経済指標コメント> 日本の8月景気ウォッチャー現状判断DIは49.3

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[日本]

実質GDP成長率(4-6月期、2次速報値)は前期比年率-1.2%

4-6月期の実質GDP成長率は前期比年率-1.2%と、1次速報値の同-1.6%から小幅上方改訂。需要項目別内訳は、家計消費-2.8%(1次速報値同-3.1%)、住宅投資同+8.0%(同+8.0%)、企業設備同-3.6%(同-0.3%)、公的需要同+3.0%(同+3.1%)、企業在庫寄与度同+0.9%(同+0.3%)、純輸出寄与度同-1.5%(同-1.6%)。1次速報値との比較では、企業設備の下方改訂と企業在庫の上方改訂が目立つ。企業設備の下方改訂は資本財出荷の4-6月期の大幅減少(前期比-0.9%)からは違和感なく、鉱工業在庫指数も4-6月期に前期比+1.6%の増加を示していることから、企業在庫の上方改訂も違和感ないところ。結果日本の実質GDP成長率は、4-6月期に3四半期ぶりのマイナス成長となった。マイナス成長の主因は家計消費と企業設備の減少、そして輸出の大幅減少である(財・サービス輸出は前期比年率-16.6%、同輸入は同-10.1%)。筆者個人は7-9月期にプラス成長への回復を見込んでいるが、月次経済指標には成長の大幅反発を示唆するものは今のところ見られない。7月実質家計消費は前月比+0.6%の伸びに留まり、前期比でマイナス圏にある。7月鉱工業生産も前月比-0.6%のマイナス、先行指標となる機械受注も7月に同-3.6%と2ヶ月連続の減少。7-9月期以降年率+1%台への成長回復を見込んでも、2015年暦年の成長率は前年比+1%レベル、2015年度は前年度比1%台半ばの成長となる計算であるが、ここにも下方リスクが出てきている。

20150912図1

景気ウォッチャー調査(8月):現状判断DIは49.3(前月比-2.3ポイント)、先行き判断DIは48.2(同-3.7ポイント)

8月の景気ウォッチャー調査、3ヶ月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは49.3(前月比-2.3ポイント)と大き目の低下で、横ばいを示す50を7ヶ月ぶりに下回った。家計動向関連・企業動向関連・雇用関連のすべてのDIは前月比で低下。判断低下の理由として「中国経済減速」「株価低下」「輸出減少」等があげられている。2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断DIは48.2(同-3.7ポイント)と3ヶ月連続の低下で横ばいを示す50を8ヶ月ぶりに下回った。家計動向関連・企業動向関連・雇用関連のすべてのDIが前月比で低下。判断悪化理由としては「同時株安によるマインド低下」「食料品値上がりによる売れ行き悪化」「円高による売上への影響」等があげられている。中国景気懸念による同時株安は街角景気に既に相応の悪影響を与えているといえる。4-6月期にマイナス成長に転化した日本経済は7-9月期にプラス成長への回復を見込んでいるが、本指標はその反発が予想比弱いものになるリスクを示唆している。

20150912図2

機械受注(7月、船舶・電力を除く民需)は前月比-3.6%(前年比+2.8%)

7月の機械受注(船舶・電力を除く民需)は前月比-3.6%と2ヶ月連続の減少、前年比でも+2.8%と前月の同+16.6%から大幅に伸び率が低下した。設備投資の先行指標となる本指標の悪化は、4-6月期にマイナス成長に終わった企業設備投資の7-9月期の回復が予想よりも弱くなるリスクを示唆している。公表元の内閣府は「機械受注は、持ち直しの動きに足踏みがみられる」と、前月までの「持ち直している」から基調判断を下方修正している。

20150912図3

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