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<経済指標コメント> 日本の8月機械受注は前月比-5.7%

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[日本]

機械受注(8月、船舶・電力を除く民需)は前月比-5.7%(前年比-3.5%)

8月の機械受注(船舶・電力を除く民需)は前月比-5.7%と3ヶ月連続の減少、季節調整前前年比
も-3.5%と9ヶ月ぶりにマイナスの伸びに転じた。7-9月期の機械受注は8月までで前期比-11.3%と前期の同+2.9%から大幅なマイナスに転じている。機械受注の減少は企業設備投資が今後減速する可能性を示唆している。鉱工業生産統計における7-9資本財出荷は、8月までで前期比+0.3%とわずかにプラスになっていることから、GDP統計上の7-9月期企業設備投資は前期比年率+1%程度のプラス成長を個人予想している。しかし機械受注の減少からは、10-12月期以降は設備投資が再びマイナスに転じるリスクがでてきているといえる。

20151010図1

景気ウォッチャー調査(9月):現状判断DIは47.5(前月比-1.8ポイント)、先行き判断DIは49.1(同+0.9ポイント)

9月の景気ウォッチャー調査、3ヶ月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは47.5(前月比-1.8ポイント)と2ヶ月連続の低下、かつ横ばいを示す50を2ヶ月連続で下回った。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連DIのいずれもが前月比低下した。2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断DIは49.1(同+0.9ポイント)と4ヶ月ぶりに上昇したが、これも横ばいを示す50を2ヶ月連続で下回っている。先行き判断DIでは家計動向関連DIが上昇したが企業動向・雇用関連DIはいずれも低下。総じて街角景気は依然弱含みであり、他の経済指標同様に10-12月期の日本経済の拡大ペースが更に減速するリスクを示唆していると言わざるを得ない。調査対象先の景気判断理由には「中国の経済状態の悪化に伴い株価が日米共にさがっているため、その影響で客が神経質になっている(家計動向)」「中国の景気後退の影響を受け、海外向けの受注が減っている(企業動向関連)」など、株価下落による家計消費の減速と中国景気減速による企業部門の減速に関連するものがみられる。もっとも世界同時株安の影響が剥落すれば、消費者心理は改善に今後向かう可能性は依然としてあると見たい。

20151010図2

[米国]

ISM非製造業指数(9月)は56.9%(前月比-2.1%ポイント)

9月のISM非製造業指数は56.9%(前月比-2.1%ポイント)と2ヶ月連続の低下。総合DIを構成する4つのDIの内訳は事業活動60.2%(同-3.7)、新規受注56.7%(同-6.7)、雇用58.3%(同+2.3)、入荷遅延52.5%(同横ばい)。ISM製造業指数の低下と合わせ、米企業景況感の減速を示唆する結果となった。業種別では鉱業、小売業などが事業活動の低下を報告している。しかし非製造業指数は今年前半の水準を維持しており、今回の低下は7月の大幅上昇の反動とも見ることができる。また、先行性のある新規受注DIの大幅低下が目立っている一方で、雇用DIは反転上昇するなど内容はまちまち。調査対象先のコメントも総じてポジティブである。株安の影響を受けやすい小売業も「最近の経済混乱は売上低下をもたらしたが、株式市場が正常化すれば売上低下も一時的なものに過ぎなくなると感じる」との回答も見られた。8月の世界同時株安が消費関連に景況感に悪影響を与えていることは確かだが今後その要因は徐々に剥落すると見たい。

20151010図3

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