<経済指標コメント> 米3月中古住宅販売戸数は前月比+4.4%

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[米国]

住宅着工戸数(3月)は年率1215千戸(前月比-6.8%)、着工許可件数は同1260千件(同+3.6%)

3月の住宅着工戸数は年率1215千戸(前月比-6.8%)の大幅減。1-3月期の着工戸数は前期比+0.4%にとどまり、前期の同+9.0%から大幅に減速した。1-3月期のGDP成長率予想への下方リスク要因である。しかし6ヶ月移動平均は同1250.5千戸(同+2.2%)と上昇を続けており、中期的な住宅着工の増加基調は不変といえる。住宅着工許可件数は同1260千件(同+3.6%)と過去6ヶ月で4回目の増加、6ヶ月移動平均も上昇しており、先行指標からみても住宅建設は今後も堅調に増加しそうだ。

20170423図1


鉱工業生産指数(3月)は前月比+0.5%、設備稼働率は76.1%

3月の鉱工業生産指数は前月比+0.5%と2ヶ月連続の上昇。内訳は製造業同-0.4%、鉱業同+0.1%、公益事業同+8.6%。振れの大きい公益事業の上昇が全体を押し上げている。前年比の伸率は、全体が+1.5%、製造業+0.8%、鉱業+2.9%、公益事業+4.6%と、製造業は5ヶ月連続の堅調な上昇継続、鉱業が原油価格の回復で2ヶ月連続の増加に転じたことが目立つ。鉱工業の設備稼働率は76.1%(前月比+0.4%ポイント)と上昇。1972年~2016年の平均である79.9%にはまだ及ばない。総じて鉱工業生産は、在庫調整完了や原油価格回復で回復基調にあるが、設備稼働率の低さは企業部門に相応の余剰生産能力が残っていることを示唆している。

20170423図2



中古住宅販売戸数(3月)は年率5710千戸(前月比+4.4%)、在庫期間は3.8ヶ月

3月の中古住宅販売戸数は年率5710千戸(前月比+4.4%)と、前月の同-3.9%から反発した。3ヶ月移動平均も同5623.3千戸(同+1.2%)と上昇に転じた。販売在庫は1830千戸(同5.8%)と3ヶ月連続で増加したが、在庫期間は3.8ヶ月と前月比横ばいで依然需給はタイトである。中央販売価格は前年比+6.8%と3ヶ月連続で6%を超えるやや強めの上昇となっている。公表元の全米不動産業協会(NAR)はプレスリリースで「3月の販売回復で春の販売シーズンの見通しが良好になった」「消費者にとり購入可能物件探しはまだ困難だが、3月には販売物件が十分に増加した」と述べている。

20170423図3

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