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<経済指標コメント>米住宅着工件数は-9.3%減

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[米国]

小売売上高(6月)は前月比+0.2%、除く自動車関連は同+0.4%

6月分の小売売上高は前月比+0.2%と弱めの伸びかつ3ヶ月連続の減速となったが、内容は見かけほど悪くない。売上が減少したのは自動車同部品ディーラー(同-0.3%)、建設資材(同-1.0%)、レストラン(同-0.3%)。台数ベースでは6月の新車販売台数は年率16.9百万台と2ヶ月連続で増加している。建設資材売上の減少は住宅着工の減少による一時的なものと考えられる。個人消費統計上の基礎統計となる「自動車・ガソリン・建設資材・レストランを除く」ベースでは前月比+0.7%と伸びが急加速している。4-6月期の同ベースの売上高は前期比+1.8%と1-3月期の同横ばいから伸びを加速させている。総じて個人消費は今年前半の一時的減速から加速に転じつつあり、6月の実質個人消費は3ヶ月ぶりのプラス成長への転化、4-6月期GDP統計上の実質個人消費は、1-3月期の前期比年率+1.0%から加速して同+2%レベルの伸びが期待できる。
20140719図1

企業在庫(5月)は前月比+0.5%、企業売上高は同+0.4%

5月の企業在庫は前月比+0.5%と前月の同+0.6%に続いて強めの伸び、企業売上高も同+0.4%と前月の同+0.8%に続いて増加した。在庫売上高比率は1.29倍と安定している。企業在庫の3ヶ月前対比の増加幅は2ヶ月連続で拡大しており、企業在庫の積み上げが加速していることを示唆している。1-3月GDP統計では企業在庫積み上げの減速が成長率を実に-1.7%押し下げたが、4-6月期は一転して成長にプラス寄与すると見る。
20140719図2

鉱工業生産指数(6月)は前月比+0.2%、設備稼働率は79.1%(前月比横ばい)

6月の鉱工業生産指数は2ヶ月連続の上昇となる前月比+0.2%、内訳は製造業同+0.1%、鉱業同+0.8%、公益事業同-0.3%。過去分の改訂により4月のマイナスの伸びは前月比横ばいに上方改訂、全体として過去5ヶ月間はほぼ生産が堅調な伸びを続けているとの結果になった。設備稼働率は79.1%と前月比横ばい、1972-2013年平均の80.1%にはまだ及ばず、鉱工業設備にはまだ余剰があることを示唆している。
20140719図3

住宅着工件数(6月)は年率893千件(前月比-9.3%)、着工許可件数は同963千件(同-4.2%)

6月の住宅着工件数は年率893千件(前月比-9.3%)と大幅減少、前月分も同985千件に下方改訂され、2ヶ月連続の減少かつ連続で1000千件を下回った。しかし地域別内訳を見ると、着工の減少は南部の急減(同-29.6%)が主因で、北東部(同+14.1%)、中西部(同+28.1%)、西部(同+2.6%)はいずれも増加している。報道等によれば、南部の悪天候が同地区住宅着工の減少の背景で、一時的なもののようだ。この一時要因を除けば総じて住宅着工は堅調に回復しているといえる。4-6月期の住宅着工件数は年率980千件(前期比+6.0%)と、1-3月期の同-9.8%から急反発している。1-3月期までGDP統計上の住宅投資は2四半期連続でマイナスの伸びが続いたが、4-6月期は前期比年率+10%レベルへの反発を見込む。6月の住宅着工許可件数は年率963千件(前月比-4.2%)とこれも2ヶ月連続の減少、ただし減少幅は着工件数に比べて小さく、今後住宅着工は安定基調を保つと見たい。
20140719図4

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